ルナー帝国のカルト:フェレショール

Epikt2007-11-15

●それで実戦レベルの責任者のカルト、フェレショール【Fereshor】です。ご本人はダラ・ハッパをカルマニアの支配から解放する戦争の間ヤーナファル・ターニルズに副官として仕えた後、トーランの街に最初の士官学校を創設しました。そこで女神の勝利についての論文を書いて、後のルナー軍の旗軍【Vixilla】の基礎となる理論を打ち立てました(実戦への導入はさらに後に別の人間がやりました)。絵で見ると蛮族の大将みたいですが、学のある人だったようです。
 
●ルナー軍の旗軍については、mallion さんのところに解説がありました。

 http://d.hatena.ne.jp/mallion/20070712/p1
 
●フェレショールの二つ名【Polemarch】ですが、古代ギリシアの階級を示す称号だそうです。元はスパルタの旅団を担当する指揮官の名称で、後にアテネの行政長官にも加えられたとかで、wiki ではポレマルコスとそのまま書いてありました。軍団長くらいのニュアンスでいいんでしょうか。
 
●で、フェレショールの提供する魔術、
神力と神技:

  • 《軍隊支援》
    • 《魔術的偵察を妨害する》《皆の魔術を統合する》《敵の士気を打ち砕く》《友軍の戦力をさとる》《勇気を奮い起こす》《敵の弱点を見抜く》
  • 個人戦闘》
    • 《破城鎚の突撃》《[武器]に死の力を与える》《多勢に立ち向かう》《ゴーストを打つ》
  • 《ポレマルコス》
    • 《権威を発動する》《指揮の仮面》《上方から見る》《命令を送る》

魔道書:

  • 『魔術的戦闘、その創造【Magical War, On the Making of】』
    • 《旗軍の指揮権を帯びる》《銀を呪鍛する儀式》《旗軍の指揮権を移転する儀式》

 
ヤーナファルの発展型で使い勝手がよさそうです。ただし軍隊経験が有り、〈戦術〉の能力値が17ないと入信できません。現場の指揮官だけあって個人戦闘までフォローしてくれるのですね。
 
●この旗軍を指揮する力は邦訳「ヒーローウォーズ」では、ヤーナファルの力でした。ILH2ではそれがフェレショールに分離されてます。「ヒーローウォーズ」では【Vexilla】の意味もちがっており、「軍旗、ヴェクシルム」とされていました。ルナーの各軍団はこのガーディアンの役割を果たす軍旗を中心に構成されている、ということのようでした。そのためヤーナファルの神技に《ヴェクシルム覚醒》【Awaken Vexilla】がありました。
 
●ILH2や他の方のサイトの記事を見ると、この設定がより詳細になってます。各軍旗に宿る守護霊はラーレス【Lares】という名前で、軍旗の覚醒はフェレショールの奥義《旗軍のラーレスを召喚する儀式》【Summon Vexilla Lares ritual】で行うようです。
 
●未訳のシナリオサプリ「Orlanth is Dead!」に、サンプルとして登場していた焦剣の旗軍のメンバーにはフェレショールの信者が見当たりませんが、当然いるんでしょうね。
 
 
 
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