赤の女神の再誕

Epikt2007-10-31

●赤の女神の12使徒たちの神話を読んでいると、ちょっとしたプロジェクトXですね。彼らの神話をつぎはぎすれば、赤の女神誕生まわりの歴史が立体的になるかと思いました。例えばオスクラスコタは女神再誕の兆候としての動物の歌を聴いて、女神と会うことができたわけですが、エティーリーズも同じ歌を聴いて女神の僕となりました。2人はたまたま同じ時に同じトーランの街にいたわけです(ところでエティーリーズが女神に贈った最初の贈り物の、揺りかごに入った幼児ってのは誰なんでしょうか。エティーリーズがカナ・プアを見つけたときにはカナ・プアはもう5歳だったので、彼ではないように思うのですが)。

●だったら年代順に起ったことを並べればよさそうですが、あまりはっきり年号を書いてないんですね。ルナーの初期の戦争にはいくつか段階があってそれぞれに呼び方があるらしく、ルナーの歴史を知らないと順番がわかりません。「エティーリーズは【the Bold Rebel Reriod】の間、国々を旅した」と書いてありますが、これは全体のうちのいつ頃にあたるんでしょう。あとオスクラスコタがカルマニア人に殺された、【the Battle of Reparture】というのもわからない。

●で、そういう流れを見ていて七母神のイリピー・オントールが意外に早く死んでて驚いたりしました(もちろんそれより先に、女神に体を提供した(奪われた?)ティーロ・ノーリが死んでますけども)。いつ神格化したのかも書いてなかったな。以前はもっと魔道の方の中心人物だと思ってたんですが、魔道とは関係ないし、どうもぱっとしませんね。

●帝国の統治者であるはずの赤の皇帝の登場がはっきりしないのにも驚きました。もっと派手に登場したんだと思っていました。いつの間にかいて指揮を採ってたという感じですね。それで、赤の皇帝の項目も斜め読みしてみました。赤の皇帝はターケンエギ【Taken Egi】とも呼ばれ、それはエギ【Egi】の長を意味する、と以前どこかで読んだのですが、肝心のエギの説明がうさんくさくて笑ってしまいました。アーグラスがうさんくさいとか言ってる場合じゃないです。赤の皇帝の方がおかしいですよ。