ルナー帝国のカルト: Fjordaur
●そんなわけで月の女神の12使徒でもあるらしい聖なる殺人の神フフンフール♪【Fjoudaur】の話。
●狂信的な暗殺者集団というのはファンタジー世界ではわりとありふれてる気がします。モデルは中東のアサシンでしたっけ。【Fjoudaur】もグローランサにしてはそういうテンプレにはまってるようです。
●【Fjordaur】はもともと、ペランダの殺人の神【Ratakar】の信者でした。この【Ratakar】はペランダの農民たちに信仰され、その秘密のカルトは行き過ぎた苛政を行う貴族などを排除していたそうです。この神が変わっているのは使っていた死のダーツを盗まれてからは、自分の手を使って殺す技を使うようになったことです。
●月の女神が台頭すると、それまでの支配者であったカルマニアの王に仕えていた【Fjordaur】は、女神ティーロ・エスターラの暗殺を試みました。そして実際に女神の首に手をかけるところまで行ったのですが、その時ふりかえった女神は彼の神【Ratakar】の母であるジャガナーザ【JagaNatha】だったのです。なんですかこのインチキは?(笑) もちろん神の母を殺すことなどできず、【Fjordaur】はひざまずいて許しを乞いました。以後、彼は熱狂的な女神の信者となり、帝国のために力を使うようになりました。【Fjordaur】は後に古巣の【Ratakar】のカルトに戻ってルナーへの改宗を勧め、拒否したものは全て殺し、自身を神とするカルトに変えてしまいました。
●ジャガナーザについては mallion さんのところに説明がありました。
http://d.hatena.ne.jp/mallion/20070211/p1
●暗殺者のカルトということで、提供するのは自らの手で人を殺す神力《死の腕》、闇ではなく月明かりを利用する神力《月の踊り手》、犠牲者を欺く変装の神力《欺くものの声》の3つです。
- 《死の腕》
- 《押しつぶす絞め》《欲深な手》《鉄のつかみ》《滑りやすい肌》
とにかくものすごく掴んでくるわけですね(笑)
●カルトは平和裏に旅をするためや、標的を油断させるために他の生業を身につけることを奨励してます。高級娼婦にもこのカルトの構成員がいるそうですよ。きれいな手で絞め殺してくれるわけですね。だったら密偵もやれるか、というとそれはあまり上手くなさそうです。神力やら技能的に。