ルナー帝国のカルト:カナ・プア

Epikt2007-10-18

●そんな流れでルナー帝国の神、カナ・プア(Kana Poor)さんです。魔法の世界グローランサでも時間は特殊な力なので、文章が難しい。カナ・プアには“Scribe of Time, Wielder of Age”という異称があるわけですが、 wield は「たくみに使う、ふるう、画筆をふるう」という意味で、そのように Age を使う神なんですね。ニュアンスはわかりましたが、これを日本語にできるでしょうか。できねえ。他にもそんな感じの箇所があります。

●それはさておいて、カナ・プアさんは81歳までは万能の天才といった感じです。5歳で貧乏な両親の元から家出、エティーリーズさんに拾われて、イリピー・オントールさんから教育を受けるまではかなり挙動不審な子供です。なんとなく早熟の天才ってそんなイメージですよね。1220年生まれで四本の光の矢の戦い(Battle of the Four Arrows of Light)が1241年だそうなので、21歳で参加してます。それまでにはルナーの魔法集団でも重要なポジションについていたようです。

●この戦争でレンズを使って天空の光でカルマニア軍を焼くということをしてます。これが4つの矢のうち3番目の矢だそうです。それ以外にも魔法の武器を発明していたらしく、なんとなく凹面鏡でローマ軍船を焼いた伝説を持つアルキメデスを連想させます。

●その後は、赤い月の創造やら帝都グラマーの設置やらで貢献してます。本当に万能の人ですね。それだけやったら十分だろうと凡人の俺は思うのですが、さらに81歳の誕生日に赤の女神の啓示を受けてから、もうひと働きしてます。この啓示から女神の周期ウェイン(Wane)に基づくルナー暦を考案しました。さらに時間と歴史の研究をして、時の魔法としか言いようのない魔術を開発してます。ルナーには時計があるってだけで俺には驚きですけど。

●81歳で最初のウェインの終わりを知り、次のウェインの終わりに神格化して月に昇ったそうですから、人間としては81+54(1Wane)=135歳の寿命でした。彼のカルトは赤の皇帝に貢献する諸々の仕事の他に、直接皇帝から諮問を受ける立場でもあるので、野心家が目指すのだそうです。加入条件には知力の試験もあるのですが。

●長くなったので、カナ・プアの神力で何ができるかはまた今度。