ルナー帝国のカルト:ダッカシノダとダッカホンイール

Epikt2007-10-16

●人身御供と言えばルナーの英雄であり、女神でもあるホン・イール(HonEel)です。1人でルナー帝国を3州増やし、その主な手段が色仕掛けだったという、まさに「ヒーロークエスト」でしか再現できない英雄“征服の娘”ホン・イール。「迷宮キングダム」で言えば傾国兵器ですね。ターシュの連中はいまだ戦争中に“For Hon-Eel!”と叫ぶ始末。どこまで尻子玉を抜かれとるのか。で、彼女の功業の1つにトウモロコシ農業の普及がありまして、これはホン・イールが異界でエルフの神といろいろあって…できた双子がトウモロコシなんだそうです。

●彼女のトウモロコシ農業には人間の生贄が必要です。赤の皇帝はこの人身御供をやめさせようとしましたが(まともな反応が意外ですね)、それでは収穫があがらなかったそうです。どうしても生贄とセットなんですね。だったら信者が自分の意志で身を捧げるのかと思ってたんですが、(それもあるでしょうが)どうもちがうようです。ホン・イールの神話に“... and watered her crop with the blood of her foes.”という一文がありました。敵の血を注いだんですね、トウモロコシに。

●ホン・イールのトウモロコシの神としての側面に、例の双子のダッカシノダとダッカホンイール(Dakkasinoda and Dakkahoneel)のカルトがあり、このカルトは聖祝日に神話を再現する儀式を行います。儀式の中で人身御供として人が死ぬのですが、その犠牲者は囚人だったり、無垢な犠牲者だったりすることがあると書いてあります。信者の魂は死後、ホン・イールの異界に行くのですが、無関係な犠牲者の魂は死後どうなるんでしょうか。気になりましたが何も書いてませんでした。もしかして破壊されるのか。

●昨日のアナ・ゴアの説明を読んでいて、ホン・イールのやり方は大地の神殿のやり方を盗んだのかなと思いました。それとも大地に動物の血を吸わせる、という概念はグローランサ世界では一般的なんでしょうか。まあ、植物に水はやりますしね。


[追記]
失礼しました。“征服の娘”の称号は Hwarin Dalthippa The Conquering Daughter 様のものでした。