ヒョルト人のカルト:アナ・ゴア

●一連のグローランサの人間の魂の成分の話のおかげで、女神アナ・ゴア(Ana Gor)の力についてちょっと理解しました。以下、日本語があやしいところがあったら何か訳し間違えてるな、とお考えください。

●アナ・ゴアはドラゴン・パス地方の死と人身御供の女神です。つまり人間を生贄にする神様です。ちゃんと未訳サプリの「Storm Tribe」に載っています。神話を見るかぎり、出自は大地の神殿の死の神様という感じ。死の神フマクトが死の使い手だとすれば、もっとそれ以上に死そのものという印象です。現在(英雄戦争時)のヒョルト人の文化では、フマクトと死者の女神タイ・コラ・テック、大地の復讐者バービスター・ゴア、地震の女神マーラン・ゴア、豊穣の女神エスローラなどの神々に対して、人身御供の儀式を行うときだけ勧請されます。どっちかというと嵐の神殿では外様で、本拠地はターシュ? の方らしいです

●で、アナ・ゴアの説明に「彼女を通してだけ、魂を破滅も破壊もさせることなしに、人間の生命の力で魔法を強化するすることができる」と書いてあります。生贄とされた人間の魂は、異界のアナ・ゴアの領域である「美しき土地(the Beautiful Place)」に行きます。そこは「神々に自らの生命という究極の供物を捧げた人々に報いるための、死者の国で最も気持ちの良い所」だと言われています。聖戦で死んで天国へ行こう! みたいな話ですが。もちろん人身御供の儀式は厳しい戒律とモラルで縛られており、それを満たさなければすべて混沌の行いと判断されます。

●つまり人間の魂の主要なエッセンスは温存したまま、パワーだけを剥ぎ取るのがアナ・ゴアの力なんですね。なんでそんなことができるんでしょうか。

●でまあ、人間の自己犠牲とそれに応える神々の恩恵。素晴らしい! と思ったんですが、アナ・ゴアの神技の中に《背教者を生贄にする》というのを見つけました。なんですかこれは? 別に望んでない人間を捕まえて生贄にしてしまってもOKなんでしょうか。

●人間を殺してまでアナ・ゴア様から手に入れたい恩寵って何なの? と神技のリストを見てみました。

  • 神力:《人を供犠する儀式》
    • 神技:《大地をなだめる》《豊穣を確実にする》《共同体からの呪いを取り除く》《背教者を生贄にする》《神聖な王を生贄にする》《災禍を止める》

なかなか大がかりで有益そうなのが並んでます…。