ルナー人の復活の神力

Epikt2007-10-10

● oomizuao さんのコメントがあったので、ルナーの神様、ヤーナファル・ターニルズとディーゾーラを見てみました。

●「ILH2」の軍神ヤーナファルの説明って「ヒーローウォーズ」のヤーナファルの説明とだいぶちがいますね。設定が変わったのか知識のない「ヒーローウォーズ」から入った読者にもわかりやすいように要約してあるのか。ヒーロー版だとヤーナファルの奥義はこうです。

奥義:《自己復活》(“最後の行為”として即座に蘇り、APを完全に回復させることができる。対決の結果として瀕死か死亡に至った時だけ使え、本来ならば“最後の行為”が行えない場合にも使える。)

判定はいりませんね。しかもAPは完全回復。回数の制限が書いてないのは“最後の行為”だからでしょう。最後の行為は1回しかできない。

●この力はヤーナファルの神話に基づいてます。ヤーナファルはカルマニアの出身で、聖フマクトの教団に属していたんですね。女神セデーニヤのために働くようになってから、この聖フマクトの教団と戦うことになり、彼らに殺されても復活して、逆に彼らを殺した、という話です。そうして彼は死よりも強いことを証明した、んですけれども、そりゃ聖フマクトに属する者が復活するわけにはいかんでしょうが。ずるい。ただ、ヒーロー版ではヤーナファルはこの死を超越する力を女神を助けるクエストの途中で見つけたことになってます。

●余談ですが、ヤーナファルの力から軍旗ヴェクシルムに関連したものが消えてますね。指揮官の神フェレショール(Fereshor)に移動してます。異なる兵種の部隊を連動させる戦術を発明したのはヤーナファルらしいですが、それを軍隊魔術にしたのは士官学校を作った英雄フォレンショールということで、分離したんでしょうか。まあ旧ヤーナファルは喧嘩から戦争まで1人でできそうな強さだったし、ちょっと弱体化したくらいがちょうど良さげですが。フォレンショールはさりげなくヤーナファルの下位カルトにもなってそうですけど。

●癒しの女神ディーゾーラについて。ヒーロー版は女王としての歴史とか七母神としてのセデーニヤとの関係なんかが略されすぎ。ILH2を見るまでは女王様で七母神の中でも重要な存在だったとは知りませんでした。それ以前に、七母神って一介の冒険者パーティみたいなものだと思ってました。

●奥義の《共感治癒》ですが、傷や死を他人に移すという不完全な治癒の魔法であるけれども、代用修正なしであらゆる傷を治すことができる。これは「多くの傷は起こるべくして起きたのであり、釣り合いの取れた治癒のみが正しい」という哲学に基づいたものだそうですよ。決して治せないから、というわけではない(笑) 魔法の理屈としてどうなってるのかわかりませんが、立場の入れ替えですよね…。