DVD「300」

Epikt2007-09-28

「300」のDVDが出ました。もちろん買いました。たいへん面白いですが、グローランサの勉強にいいですよ、とは言いません。

「300」で英語の勉強をしましょう。でもセオデン王やアラゴルンのような名台詞がないんですよね。もともとストーリーで見せる映画ではないので。

□"Ready your breakfast and eat hearty for tonight we dine in Hell!"
これはネットでもネタにされたから有名ですよね。スパルタの王レオニダスが最後の朝に吐いた台詞。「朝の食事を存分に食べろ。今宵我々は地獄で宴を催す!」日本語字幕ではなぜか文語体になってました。

□"Spartans! Lay down your weapons!"
□"Persians! Come and get them!"
かっこ良さげなのはこれか。戦闘前のペルシアの軍使とレオニダス王の応酬。「スパルタ人よ、武器を捨てよ!」「ペルシア人よ、武器を奪ってみよ!」

□"The world will know that freemen stood against a tyrant."
オーランシーっぽいのはこれ。自由人の主張。ペルシア王の誘いを跳ね除けたいときに使いましょう。

□"You Greeks take pride in your logic. I suggest you employ it."
こいつは状況的におかしい。言ってるのがペルシアの大王クセルクセスで、言われてるのがスパルタ王のレオニダスだというのがおかしい。字幕では「ギリシア人らしく論理的に考えろ」と短くなってました。

□"It's an honor to die at your side."
□"It's an honor to have lived at yours."
最後はこれ。一番最後にレオニダスが部下とかわした台詞。「名誉です。あなたと死ぬのは」「誇りだぞ。お前と共に生きたのは」これはファンタジーTRPGで負けセッションになったときに使うといいでしょう。

●レオニダス王の最後の台詞は "My Queen, My Wife, My Love." でがっかりドリームだったのです。最後に嫁かよ、このマッチョ! 他に Council のイメージがあんな感じなんだなぁ、とわかったりしました。あとクセルクセス大王がスパルタに対して Tribe という言葉を使ってたのも意外。一応、都市国家なのに。ペルシアの感覚を表現したんでしょうか。同じく大王の「私は情け深い」の原文が "I'm kind." ってのも不思議。そんな深い意味があったんですね。親切とかだけじゃなく。