秘密の疾風の愉快な仲間たち

●ヒョルト人のゲリラ勢力の食料事情の話題から関連して、では各ヒーローバンドの規模はどのくらいなのか、という話。抵抗勢力で具体的に数が示されているのは「ヒーローウォーズ」にヒーローバンドのサンプルとして載っている「秘密の疾風」です。

●秘密の疾風はジファー・ウルフソンが率いる反ルナーのゲリラ部隊で、「中核の50名はたえず族長（ジファー）に随行しているが、広い地域で厄介者をまとめ上げており、時には何百人もの一時的な仲間を引き連れて大規模な襲撃をすることもある」という規模です。

●秘密の疾風はルナーにトゥーラを焼かれたジファーが、氏族の生き残りをまとめて反ルナーのゲリラ活動を始めたガチの戦闘集団です。中核の50はみな戦士です。ということはこの生産性がなく、定住することもない50人は、基本的にカンパによって養われなければなりません。実際、ジファーはルナーに非協力的な氏族からカンパを受けていると説明されています。この程度の規模ならなんとかカンパでも養えるということらしいです。食料を供出しなければルナー協力者と見なされて、ジファーに襲われる恐れがあるのかもしれませんが…。でも他のゲリラにも食料の提供を要求されると、何重取りにもなって提供者もしんどいですよね。

●秘密の疾風のメンバーはみんなこのバンドの神バランタロスの信者になって、死ぬまで戦います。死後、復活はできません。ジファーと彼に従う四方の戦嵐（近侍）ですが、

○ジファー・ウルフソン　秘密の疾風の長
　　冒険者バランタロスの帰依者（《戦闘》《移動》《旋風の戦い》）
　　冒険者デイラヌスの入信者（《元素と戦う》）
○剣：痛みの狂人ビュータロス　ヒョルト人の戦士
　　ウロックスの帰依者（《反混沌》《バーサーク戦闘》《野生の風》）
　　バランタロスの入信者（《旋風の戦い》の神技）
○盾：“傷跡づくりの”ポーラ　ヒョルト人の戦士
　　バランタロスの入信者（《旋風の戦い》の神技）
　　ヴィンガの入信者（《戦闘》《防護の嵐》《移動》）
○槍：灰色ひげのヴァンドラン　ヒョルト人の商人
　　バランタロスの入信者（《旋風の戦い》の神技）
　　イサリーズの入信者（《コミュニケーション》《商人》《旅行》）
○後陣：甘き歌のオースタロール　ヒョルト人のスカルド（吟唱詩人）
　　ドロガーシの帰依者（《戦闘》《上級芸能》《移動》）
　　バランタロスの入信者（《旋風の戦い》の神技）

癒し手も荷物運びもいない、ガチの布陣が感動的ですね（笑）