イーグルブラウン隊の愉快な仲間たち

Epikt2007-09-19

●昨日書いたデルヌ&ゲルヌ率いるイーグルブラウン隊について。以前 mallion さんがその秘密を解説してました。

 http://d.hatena.ne.jp/mallion/20060522/p1

要はワイターが神霊(ダイモーン)じゃなくて、精霊だったよ、ということらしくて呪術師連中も加入して、魔法を組織的にミックスして使ってたらしいです。なぜそれが“誤った信仰”扱いにならないのかは謎です。それと本来は狩りに使う神力を、人間を相手に使えるのが強いですね。ということは通常の狩りの神力は人間を目標として使った場合、ペナルティがつくのでしょうか。

●で、リーダーのデルヌは“狩人”インキンの帰依者だってことですが、神力から見てもたぶんインキンの息子で下位カルトの“狩人”ガヴレンのことでしょう。デルヌはアリンクスなので職業などはありません(ないと思う)。インキンとガヴレンの提供してくれる能力を足すと、こんなんです。

肉体能力:〈近接戦闘(爪と噛みつき)〉〈登攀〉〈回避〉〈跳躍〉
精神能力:〈鋭い聴覚〉〈いちゃつき〉〈浅い眠り〉〈インキンの神話〉〈食物の質を見極める〉
神力:
 《狩り》:(《爪を伸ばす》《物陰から跳びつく》《音も立てずに動く》《麻痺の噛み付き》)
 《快楽主義》:(《罪を感じない》《身づくろいする》《性的に誘惑する》《どこでも眠れる》)
 《荒野で生き延びる》:(《猫の跳躍》《安全に着地する》《近くの脅威に気づく》《敵を感知する》《狭いところをすり抜ける》)

なるほど奇襲向きです。その上、良心の呵責を感じないで済みます。《麻痺の噛み付き》なんかは、どさくさにまぎれて嘘つくな、って感じですけど。

●副リーダーのゲルヌですが(こちらは人間)、彼は“襲撃者”フィノヴァンの帰依者です(元の名前は Finovan the Raider で、辞書を見ても raid には襲撃のニュアンスしかありませんでした。神力なんかはどう考えても略奪ですが)。フィノヴァンは冒険者オーランスの下位カルトで、職業の戦士までトータルした能力はこちら。

肉体能力:〈近接戦闘([武器名])〉〈攻撃を避ける〉〈跳躍〉〈鋭い聴覚〉〈近接戦闘(槍と盾)〉〈近接戦闘([武器])〉〈物陰に隠れる〉〈射撃戦闘([武器]投げ)〉〈騎乗〉〈走る〉〈音を立てずに動く〉〈走る〉
精神能力:〈オーランスの神話〉〈大青(染料)をつくる〉〈天気の変化に気づく〉〈ほらふき(名乗り)〉〈雷鳴の兄弟の神話〉〈敵を見分ける〉〈眠らないでいる〉〈家畜の知識〉
神力:
 《戦闘》:(《投擲を風で助ける》《大青の鎧》《銀の呪鍛の儀式》《明滅する刃》《飛んでくる盾》《敵を威圧する》《[武器]の助け》)
 追加神技:(《轟く雷鳴(Rolling Thunder)》《焼灼の雷(Searing Bolt)》《俺を避けてゆけ》)
 《移動》:(《爆発的な速さ》《障害物を飛び越す》《泥の上を走る》《崖を駆け登る》《日没の跳躍》)
 《襲撃》:(《家畜を引きつける》《動物を隠す》《動物の足跡を隠す》《家畜を静かにさせる》)
奥義:《牛泥棒

どうも家畜泥棒に必要なのは泥棒のテクではなく、動物の扱いのテクらしいです。ルパンよりムツゴロウさんの方が向いてるんでしょうね。

●で、気になるのが牛での納税です。ルナーが牛を持って行ってしまうとヒョルト人は憤慨していますが、牛ってやっぱり徴税吏が群れで歩かせて運ぶのでしょうか。それならゲルヌの牛泥棒の能力も役に立ちそうです。馬車で運ぶにしても限界がありますよね。まさかルナー本国まで牛を運ぶってことはないと思いますが。その辺のところどうなんでしょう。