ヒョルト人PCの職業
●日本語版の「ヒーローウォーズ〜英雄戦争〜」をルール通りに遊ぶとどうなるかという話。キャラを作成する場合。
●ヒョルト人に限っての話ですが、選択肢はそんなにないです。テンプレートをつくってもいいぐらい。前が信仰する神様の名前、後ろが職業です。基本的に信仰する神様で使える魔法が決まり、職業で持っている技能が決まります。()の中は性別が制限されている場合。
- 戦士
- 癒し手
- ベヴァーラの癒し手(女)
- チャラーナ・アローイの癒し手
- 癒し手アーナールダの癒し手(女)
- 狩人
- オデイラの狩人
- インキンの狩人
- 法の語り部
- 商人
- 憑坐(よりまし)
- コーラートの憑坐
- 神巫
- いずれの神もありうる
●以下は俺の考えですが、この中でPC向きでないのは、
- チャラーナ・アローイの癒し手
徹底した非暴力主義と博愛の精神は他のPCの行動と対立する可能性が高い。
- 法の語り部
法の語り部は冒険向きではない(どっちかというとトゥーラに常駐しているべき)。また法の語り部オーランスの神技が記述されていない。
- コーラートの憑坐
ヒーローウォーズのルールでは祈祷師は神教とはちがうルール(精霊)に従うので、他の神教徒のヒョルト人と上手く協力できない場面がある。
- 神巫
専門の司祭のようなもので、信仰する神に従って働く。一番自由ではあるが、何をしていいのかわからない、という状態にもなりがち。また実務的な技能がほとんど無い。
●やや問題があるのは、
- バービスター・ゴアの戦士(女)
バービスター・ゴアはアーナールダのみに仕える神であり、非情で妥協もしない神なので、氏族との関係で調整が必要。慣れたPLでないと、問題が発生するかもしれない。
- フマクトの戦士
基本的にフマクトの信者は恐れられているので、氏族との関係で調整が必要。フマクトの信者になる際は通常、一度氏族と縁を切り、それから修復して氏族が迎え入れる儀式が行われる。ただしヒーローウォーズのルールだと加護と制約が取り放題なので、いきなり強い。
- エルマルの戦士(男)
エルマルも本来は嵐の神殿の客神なので、氏族にいる理由が必要になるかも。
- ウロックスの戦士
フマクト同様恐れられている。というより、ウロックス信仰の本場は東方のプラックスらしく、ウロックス信仰を選んだ戦士は氏族を出て行くのが普通ではないか。
●PC作成の際には、仕事や義務に縛られず、積極的に事件に関われる自由さを念頭に置いておいたほうがいいと思う。あと好奇心や山っ気。