オーランス信仰の禁止

Epikt2007-07-01

● mallion さんのところで「凍土の戦い」までの年表が上げられております。
 http://d.hatena.ne.jp/mallion/20070701/p1

●歴史もいいんですが、HWをヒョルト人で始めるときに必要なのは、PCの属する氏族の設定です。氏族をつくるときのガイドラインみたいな記事もあるんですが趣味的なもので、実際ゲームを始めるときはあまり役に立たないように思いました。グローランサはそんな資料が多い。

●例えばヒョルト人の8割以上がオーランスかアーナールダの信者である、という説明と1620年の段階では支配者のルナー帝国によってオーランス信仰は禁じられている、という設定をどうすりあわせるのか。具体的に解説されてるのを見たことがありません。これ大問題です。ゲームをする人間には。

●最良の解決案は公式設定を無視することだと思います。やりたいようにやる。でもそうすると、1622年の信仰パワーが減ったことで発生したらしい「オーランスの死」の説明ができません。

●公式には信仰が禁じられてるが実際に取り締まるほどルナーの手が回ってないという折衷案もあります。都市ではオーランスの神殿は破壊され信者も取り締まられているが、それ以外のヒョルト人のトゥーラを巡検するほどにはやってない。でも徴税官は兵隊を連れてトゥーラを回らないんでしょうか。そのときオーランスの社に気づくのでは。都合が悪いから無視するのか。

●定住のオーランス信者はいないというのが一番厳密にとった場合です。トゥーラでも社は破壊され、オーランス信者だった人間はみな他の神に乗り換えている状況ですね。たぶんルナー帝国が推奨する農夫バーンターでしょう。あるいはルナーの神“忠誠の嵐”ドバーダンかもしれません。この場合の問題はオーランス信者のPCと氏族の関係が難しくなることです。身内にオーランス信者がいることは、ルナー支配下では危険なことではないでしょうか。場合によっては氏族から追放されるでしょう。といって、1人もオーランス信者がいないならわざわざヒョルト人でやっても仕方ない。

グローランサの設定はゲームの設定としては底の抜けた壺だな、と思うことがあって、これもその一つです。他のGMさんはどうやって解決したのかな。