ジョムズ・ウルフ

Epikt2007-06-28

●昨日のコスタジョールとセットの英雄。こちらは敵役ですね。

●ルナー帝国の征服によってサーター王朝体制が消滅すると、抑えられていた部族間の反目が表面化するようになりました。ルナーも統治を容易にするために、これを煽りました。一番激しかったのが、もともと険悪だったテルモリへの反感でした。

テルモリは他部族から攻撃を受けましたが、勇敢なヒョルト人よりもさらに強かったらしく、逆に親ルナー派のマボダー部族を攻撃して壊滅させました。ルナーはこれを看過することができず、軍を派遣しました(1607年、この時の占領軍最高司令官は“太っちょ”ユーグリプラス)。このルナー軍を率いていたのがアガー出身の軍人、ジョムズ・ホストラロスでした。彼は敏捷性を誇るテルモリへの対抗策として軽装の弓兵を編成し、勝利を収めました。

ジョムズは彼が殺した大いなる獣の毛皮を着ていた。彼は偉業を称えて“狼”と名付けられ、旧マボダー部族の土地を領地としてあてがわれた。多くの勇士がそこで土地を得て、その地を守るため狼の砦を建設した。
(『グローランサ年代記』P.175)

●殺した相手の名前がつくってのはどうなんでしょうか。嫌がらせか? ジョムズの拝領地はスタッグランドです。北東部でレッドカウ砦とジャロラー砦の間くらい。領民はルナー本国から来た退役軍人や、ヒョルト人の奴隷なんかだそうです。マボダー部族の連中も奴隷として吸収されたそうな。納得いかんだろうな。

●ジョムズはNPCとして出すにはルナーの設定が必要なので、難しいです。その後、名前が出てこないところを見ると、カリルなんかとは衝突しなかったのでしょうか。領地の位置からしてそれは無理だと思うのですが。