“狼の勇士”コスタジョール

Epikt2007-06-27

ヒーローウォーズで登場していただいたNPC2人目。テルモリ族の英雄コスタジョール。テルモリについては Ayukata さんの解説を参照のこと。

 http://www.dunharrow.org/herowars/library/kw_telmori.html

●サーター王朝末期のルナー帝国との戦いの中で、2人の王子を救ってます。1回目は1565年、ジャロラー王の第二子ジャロサーを救出。2回目は「灰色熊の峰の戦い」で、テラサリン王子を救出。テルモリ族はサーター王に近侍戦士を派遣するのが慣習だったらしいので、コスタジョールもその1人だったんでしょう。

●ドラゴン・パスがルナーに占領され、サーター王の後継者がいなくなってからはテルモリ族に戻って王になったようです。1607年にルナーのテルモリ族掃部隊をテルモリの王として迎え撃ってます。しかしこの戦いで彼の狼の兄弟はルナーの指揮官ジョムズ・ホストラロスに討たれました。テルモリ族も破れ、ルナーとの講和に応じています。一部のテルモリ族は無法者として追放されました。

●この敗戦でコスタジョールが死んだとは書いてませんでした。しかしテルモリの風習では狼の兄弟を失った戦士は各下として扱われるそうなので、ルナーとの戦いを望んで無法者になったとしても、コスタジョールの求心力はさほど無かったと思います。

●歴戦の勇士とはいえ1565年に現役の戦士だったわけですから、PCたちがコスタジョールに出会ったとしてもかなりの老人ですね。ただルナーに抵抗するテルモリ族とのつなぎ役として登場すると、渋くてかっこいいと思います。