マルセル・デュシャン

Epikt2007-06-19

●雑記になってからカウンタの回転がにぶってきたよ、チキショウ! つまり模写というか絵を元にして絵を描くってのはどういうことなのかな、という辺りでうろうろしてるわけです。学生時代はレポート苦手でした。あれこれ考えてるのは楽しいんですが、結論出さにゃならんでしょアレ。

●HUGO HALL 氏がダダの影響を受けてるというのはたしからしいので、そっちから。ダダのマルセル・デュシャンの有名なパクリと言えばヒゲのはえモナリザです。正確には「L.H.O.O.Q」と言うそうです(画像はその一部)。翌年「ひげをそったL.H.O.O.Q」を描くという2段オチでした。

●転用だの横領だの、ぶっそうな響きの芸術的な戦術があるらしいです。ダダは既存の美術を攻撃して自分たちの新しい美術をアピールしたかったわけですから、かなり有効な方法だったんじゃないでしょうか。

モナリザは多くの2次創作を生んだというか、モナリザを元にした作品は多いです。森村泰昌も妊婦のモナリザでセルフポートレートを撮ってます。優れた論文は引用されることの多い論文である、という学問の方の理屈にも通じると思います。

●ではダダは他の人間が盗みたくなるようなものを作り出せたのか、という辺りが気になりますが。