オーランスドヴァー

まりおんさんのところで、ヒョルト人の結婚についての解説がなされております。

 http://d.hatena.ne.jp/mallion/20070514/p1

●それと関係あるようなないような話、ヒョルト人の主神で嵐の神殿の長オーランスの特殊な相、“誠実なるオーランスオーランスドヴァー(Orlanthdovar, Orlanth Faithful)について考えたこと。

●この相は良き夫、良き父親の相であります。家長や父としてのオーランスはすべての父オーランス(Orlanth Allfather)の相に含まれますが、これは社会の中での相です。つまり外向きのものですね。オーランスドヴァーは内向き、家庭内のものではないかと思います。

●で、妻であるアーナールダには誠実なるアーナールダ、あるいはそれに相当する相はありません。これはなぜでしょうか。あるけれども紹介されてないだけでしょうか。

●思うに、アーナールダにとって母であることは当たり前のことなのではないでしょうか。しかし夫のオーランスが家庭的な良い父親になるためには+αの力が必要だったのでは。

●どこかのサイトで読んだおぼえがあるのですが、結婚したら妻(彼女)は変わってしまったと夫が不満なのに対して、夫(彼)は結婚しても夫としての役割を果たそうとしない、と妻も不満であるというのがありました。

●またこれも聞いた話ですが、定年離婚のケースで妻が離婚の理由に上げるものとして、夫が出産のときに協力してくれなかった、というのがあるそうです。夫は充分に手伝ったし、子供の教育も上手くいったつもりなので、今さらそんな昔の不満をぶつけられてもまったく理解できないそうです。

●結婚に関する男女の違いがこのオーランスドヴァーに表されているのかと考えたのですが、本当のところは、結婚して家庭を持ち、父親になった人間にしかわからないのかもしれません。


[追記]
とはいえ、女性にも自分の産んだ子供を愛せないと悩む人はいるようです。グローランサもかなり独特ですが、やっぱり理想の混じったファンタジー世界なのかなぁ、と思ったりもします。