ブラッド・クルセイド

冒険企画局のサイコロ・フィクションシリーズ、狩人vs吸血鬼の「ブラッド・クルセイド」を買ってみました。ざっと読んだだけですが、TRPGはここまで合理化されたんだなと感慨深かったです。

●T&Tから入って、学生の頃にトーキョーN◎VAにどはまりした俺は社会技能やコネ技能を便利だと思い、シーン制はいい発明だと考えました。そして今回予告やハンドアウトあたりで?がついた経歴を持ちます。

●それを踏まえて。サイコロ・フィクションの合理化はすごいな。狩人は吸血鬼を(いろんな意味で)攻撃する、吸血鬼は狩人を(いろんな意味で)攻撃する、これを決まった回数くりかえす、終わったらラス戦へ。「TRPGではいろいろやってきたけど、要するにそういうことだろ」という声が聞こえてきそうな設計。

●PLが事前に倒すべき吸血鬼の設定を教えられる設計には、他のPCも含めたすべての要素はおまえのキャラを語るためのネタですよ、という割り切りも感じました。合理的だし、身も蓋もないとも言える。

●実は本当に衝撃を受けたのはブラッド・クルセイド以前の「シノビガミ」で、最初に読んだときは意味がわからなかったもの。ついていけてない、という不安を感じたのは初めてでした。

●後は実際やってみないとわからんのだろうな。
 
 

ヴァンパイア・ハントRPG ブラッド・クルセイド (Role&Roll Books)

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