スケイブンの書─角ありし鼠の子ら

●ついに出ました。出してくれました。ウォーハンマーRPGのスケイブン種族の設定資料本です。鼠人間ではない、と注意書きされるくらいに人間ばなれした思考と社会(とはいえ、オールドワールドの人間種族も現代の俺らからすると少し離れてるのですが)。イメージ的にはコミカルな悪役なのに、中身はドロっと濃かった。SFかってくらいに煮詰めすぎ。

●んで、PCとしても使えるようにはなってるのですが、GMとして回せる自信がないな。これ途中でセッション崩壊しないか。いや崩壊上等なのか。スケイブン種族では仲間内での裏切りあいが奨励されていて、それを止めるためのシステム的な枠組みがありません。パラノイアと言えば聞こえはいいが、本当に死んじゃうぜ? 運命点でなんとかするのでしょうか。

●サプリでもその辺りに配慮してスケイブンPCでプレイするときの指針が紹介されており、事前にPLとよく協議してその点押さえておけよ、と書いてあるのですが、共通認識をとりつけるのって難しいんだよなぁ。といってGM側から強制的な枠をはめてしまうと、こんなのスケイブンじゃないってことになりそうだし。オンリーコンでのセッションではどうしてたんだろう。