バグル

Epikt2009-10-11

●じゃあバグル(Boggles)がいなくなったのかというと、今でも我が家にいるのです。最も古い2つの種族のうちの1つとして現存してます。ただ異界で遭遇することすら稀で、ましてグローランサの世俗世界にはほとんど現れないそうです。

●この種族は最初の8つの力のルーンの1つ、無秩序のルーンから生まれました。初期の記録では丸い目と針の鼻?(needle noses)、多くの翼か足を持った棒のような人(stick men)として記述されています。しかし残存する図像ではもっと多様な姿をとっています。実際のところ、彼らは同じ姿を長期間維持することができません。

●バグルは意図してではなく、その性質のために破壊と混乱をもたらします。彼らが長い間一ヵ所にとどまると、その場所や生物、物体が変化し始めます。混沌が破壊をもたらすのと同じに見えますが、バグルの破壊や変化は一時的なもの(?)で、対象は無作為です。またバグルは魔道士のように《切開》を行なうこともあります。

●バグルを表現するだけでも、ほとんどの存在に一時的な狂気をもたらすようです。例えば単にバグルの名前を文字に書いたりするだけで、招来します、ワラビーを! ワラビー! カスタードを守って! 無秩序と狂気を。
※「Anaxial's Roster」のバグルについての解説文がこういう態で書かれているのですが、難しいので無秩序になってしまっている部分は割愛します。


●バグルは戦いませんが、自分たちに害を及ぼすあらゆる行為を混乱させます。例えば《物質を作り変える:6M2(46)》で剣をパテに変えてしまったり、戦士の〈近接戦闘〉と〈生け花〉の能力値を入れ換えたりします。他に《一時的な狂気を誘発する?(Induce Temporary Insanity Fargle):17M2(57)》、《無作為な能力を切開する:9M3(69)》なんかが危険ですね。能力値もかなり高い。

●バグルは異界の存在ですが、他の世界に現れた場合でも、異界でのペナルティを受けません。これは無秩序の力ではなく、彼らが世界が分かれる前に生まれた存在であり、生まれたときの性質を維持しているためだと思われます。上の能力値がそのまま使われるわけで、ほとんどお目にかからないのは大変ありがたいと言えます。