ヒョルト人のカルト:オデイラその4

Epikt2009-05-20

●オデイラには下位カルトがありません(独自の狩りの技を伝える英雄カルトはあります)。オデイラが直に《熊》《隠れ》《狩り》の3つの神力を与えてくれます。いずれも自然の中で生きるための神力です。奥義は《生に帰る眠り》で、死んだオデイラの帰依者が異界でのクエストを経て、自力で蘇生するものです。

●オデイラのカルトは精霊崇拝の呪術(Animism)とも関係が深く、獣のまじない(Beast Charms)と呼ばれる一種の呪物を使うことができます。ルールブックには Charms にあたる語がありませんでした。 wiki の対訳ではまじないになっていたのでそうさせてもらいます。説明を見てると呪物(fetish)と同じようなものらしく、お守りでもよさそうに思えましたが。

●獣のまじないを求めるオデイラの狩人は協力してくれるコーラート(風の大精霊、オーランスの兄の1人)の祈祷師を探さなければなりません。2人は協力して儀式をおこない、狩人は異界でのクエストで特定の獣を狩ります。このとき彼/彼女はその獣の性質について学びます。狩人は獣の最後の息を体内に取り入れ、こちらの世界に帰ってからそれを祈祷師の術でまじないにしてもらいます。祈祷師はその息を牙や羽の首輪や腕輪、獣を象徴する刺青や傷跡に融合します。できあがったものは1日に1回だけ使える獣のまじない(魔術能力)になります。

●例えば、ウサギを狩るクエストでは〈忍び寄る(Stalk)〉能力が試されます。クエストに成功すれば、ウサギのまじないは所有者に《警戒》の能力を与えてくれます。

●獣のまじないは所有者の性格にも影響を与えることがあります。ウサギのまじないは所有者を Lusty にするかもしれません。頑健ととるか好色ととるかは人それぞれみたいですが。

●呪術に属する獣のまじないは神教のオデイラの信者には誤った信仰となるので、獲得するために多めのヒーローポイントを消費しなければなりません。しかしオデイラの神力を使うときにペナルティを与えることはありません。