エルマル信者のつとめ

Epikt2009-03-12

●エルマル信仰はそれなりに広範囲にひろがっているので、けっこうバリエーションがあるようです。それで一概には言えないのですが。

●エルマルの氏族における“炉の守り”エルマルと“騎手”ベレンの信者は通常、戦の群のメンバーです。しかしオーランスの氏族にいる彼らは戦の群の遠征には参加せず、残って留守を守ります。ということは、エルマルの氏族のエルマルの戦士たちは襲撃(略奪)をするんですね。エルマルの氏族もヒョルト人の伝統に従って生きてるわけだ。では冒険に出たい若者はどうするんでしょうか。オーランス信者になって出かけるのか、エルマル信者のまま出かけるのか。それともエルマルの氏族は冒険を一切認めないのか。

●あらためて思うのですが、オーランスの氏族におけるエルマル信者というのは奇妙な存在ですね。エルマルの信者になるということはほとんどが“炉の守り”エルマルの戦士になるということでしょう。エルマルの戦士は襲撃には参加せず、毎日決まったルートを巡回します。これはエルマルの戦士だけのやり方で、オーランス信者もそれを認めているようです。

●どちらの氏族のエルマル信者(馬の女神レダルダに属する女は除く)も「星の見張り(Star Watch)」と呼ばれる夜間の巡回をする義務があります。基本的にこの巡回は“炉の守り”エルマルの信者によっておこなわれますが、すべての下位カルトの信者に、少なくとも1年に8夜は参加する義務があります。