ゴヤ

Epikt2008-07-23

ゴヤの時代のスペインは大変なんですね。ゴヤは1786年に宮廷画家になりましたが、1807年にスペインはナポレオン支配のフランス軍に侵攻され、その後は半島戦争(スペイン独立戦争)です。またスペイン人内部での派閥抗争もあり、ゴヤは晩年にフランスに亡命してそこで亡くなったそうです。

●そういった複雑な政治や時勢がゴヤの作風に影響を与えたのかなと単純に考えたのですが(与えていない筈はありませんが)、ゴヤには風刺や寓意の強い一連の版画作品「ロス・カプリーチョス(気まぐれ)」があり、これはフランスに侵攻される前の1797年には着手されていたそうなので、もともとそういう性格の悪さも持っていたのかもしれません。
 
[追記]
ダリがロス・カプリーチョスを模倣した作品を描いてます。さらに森村泰昌もリスペクトしてポートレイトにしてます。何かあるんでしょうね。