キャビック伝説

● Zeb さんのところでグローランサのトロウルの転生の儀式、人間をトロウルに生まれ変わらせる儀式を紹介してます。
トロウルになるには - illuminate33の日記
地球にも似た料理があったんじゃないかと書いておられますが、調理の過程で肉を泥(もしくは土)に埋めるという料理は聞いたことがありません。それとは直接関係ないんですが。

●キャビックという料理があります。カタカナの表記は他にもあるようです。これは、

“ところでエスキモーの「キビャアック(キャビック、ギャビック)」食べた事ある人いません? アザラシに鳥を大量に詰めて醗酵させ、鳥の肛門からじゅるっとすするやつ。”
 
“臭い臭いのするキャビックはアザラシのお腹の中に海ツバメを羽ごと詰めこんで、それを土に埋めて3年待つ、というなんとも気の長い、ちょっと気持ち悪いやり方で作られます。夏に発酵を繰り返すので臭い臭いが。でも発酵のおかげでビタミンが豊富になり、美味しくなります。臭い臭いだけ、ちょっと問題ですね。イヌイットの料理らしいです。キャビックをお肉につけて食べます。”
 
(ネットからのコピペ、一部修正)

というものです。

●昔、誰かの本にゲスト出演した小泉武夫が語っていたので初めて知りました。そのときは臭いという点に比重が置かれていて、どこかのサイトでは世界で4番目に臭い料理として紹介されてました。

●で、味が気になってネットで調べてみたんですが、こういう凄い料理があるらしい、という紹介ばかりで実際食べたという記事はありませんでした。じゃあ小泉武夫が冗談で言ったのが元ネタで、都市伝説みたいに広がったんじゃないの、と思ったのですが漫画の「もやしもん」でも発酵つながりで紹介されたらしい(俺は読んでません)。

●なら実在するんですね。やっぱり希少すぎるご馳走ということでしょうか。


[追記]
冒険家の植村直己が実際に食べたらしいです。著書の『北極圏一万二千キロ』に書いてあるそうな。