啓発された神

Epikt2008-06-15

● mallion さんのところの一連の啓発についての記事を読んでいて。ルナーの道の神が現世に介入できるのは啓発されているからでしょうか(しかしブルー王は啓発されているけど、大いなる盟約に縛られるのがいやで神格化しないでいるとも聞きました)。ルナー帝国では半月のエラーナがエギとして国政に関与していたり、イリピー・オントールが月のルナー帝国大学で生徒に講義しています。他の文化に比べて異界との距離がとても近い印象なんですね。帝国の重要な機能は異界に移されています。

●啓発されて神(イモータル/不滅者)になった者も、月に移動してからさらなる啓発の修行をするように書かれていて“神は変化しない”というルールに違反していると思っていたのですが、啓発されればルールを無視できる、というルールが適用されているのかな。

●で、啓発された人間が信仰なんてできるのか、とコメントしたんですが、信仰と見返りの魔術提供の仕組みを理解していればいいのだと気がつきました。自動販売機を信仰していなくても缶コーヒーは買えます。神とは信仰をつっこめば魔術が出てくる仕組みなのだ、と気がつくのが啓発…これは神知者的かな。信仰で肝心なのはいくらかのリソースを神に与えることだけなのかもしれません。しかしこの考えでは復讐精霊の機能が説明できません。

●ルナーの神は自分がそういうただの仕組みである(あるいはそういう仕組みになる)と理解している、ことになるんですね。