県自慢
●最近、県や地方の独特の文化を扱う番組を特番やらレギュラーで見かけるようになりました。むかし、吉田戦車の漫画に「ぷりぷり県」というのがありました。ぷりぷり県という架空の県から東京に就職したつとむを主人公に、日本人の出身県に対するコンプレックスや愛情をネタにしたギャグ漫画です。
●つとむだけでなく、他の登場人物も自分の出身県に過剰な思い入れを持っており、美味しんぼのように県自慢対決をしておりました。
●俺はそういうぷりぷり県が大好きでしたから、 mallion さんのこのブログも県自慢であると看破しました。
『食と文化の謎』マーヴィン・ハリス - まりおんのらんだむと〜く+
食や文化のカモフラージュに騙されてはいけません。ゲテだと自嘲しているようで、本当は愛県心に笑み崩れているにちがいありません。
●俺も奇妙な文化を自慢したいのですが、うちはどうも手垢がついてステロになっている観があります。それで考えてみたのですが、お風呂の数え歌というのは関西だけの文化と言えるのでしょうか。数え歌といっても、
「い〜ち〜にぃ〜さ〜んし〜ご〜ろくひちはちく〜じゅう♪」
と数にフシをつけるだけのものです。風呂からあがろうとする子どもに対して、あと10数えてから上がりなさい、と親が言う状況で歌われます。
●俺はたしか親父から習った(と思う)のですが、これごくたまに関西にしかそんなのない、という話を聞くのです。ということは、俺の家だけの文化でもないのですね。検索をかけると同じ歌(らしい)のについて書かれたのが少しありました。動画サイトでは見つかりません。なので聞いていただくわけにはいきません。しかしこの風呂でしか歌わない歌って、どうやって共有されて広まるんでしょうか。
ぷりぷり県 (1) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)
- 作者: 吉田戦車
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