漫画の帯

●たまたま同じ日に買った漫画2冊について、ちょっとおもしろかったので。本の帯は推薦文になっていることが多いです。そこに誰の名前を持ってくるかがイメージ戦略ですよね。これは推薦する方にとっても利益があり、推薦文一つでその作品のイメージを剽窃することができます。これは嫌味。○○が好きだって表明するだけでいいんだから、まあ楽な投資です。実際の好き嫌いはあまり関係ありません。

いがらしみきおの「ぼのぼの」30巻(竹書房)の帯です。




若手で売れてる芸人(タレント?)を使い、文章もいいです。イメージ戦略のお手本のようです。ぼのぼのはキャラクターグッズを通販してたりするので、力が入ってますね。

●こっちは施川ユウキの「サナギさん」5巻(秋田書店)の帯です。




ぼのぼのとの落差に笑ってしまったんですが、カラスヤサトシ(笑) なぜ(笑) 秋田書店で仕事してないでしょう? いやむしろ竹書房の雑誌に連載もってるじゃないですか。だからぼのぼのの帯がカラスヤサトシの方が自然なんですが、そういうことは起こりえない。カラスヤサトシのイメージではまずい(笑)。