ルナー帝国のカルト:ウランガー・ヴォーデロス

Epikt2008-02-24

●あれ、ヤーラ・アラニスでも止められなかったシェン・セレリスの月侵攻を止めたのは誰だ? と思って調べたところ、“最後の守護者”ウランガー・ヴォーデロス(Urangar Vorderos)さんでした。初めて聞きましたけど、有名な人なんでしょうか。

●リンリディ出身のウランガーは女神がまだ地上にいたころ、ティーロ・エスターラの宮殿の護衛隊の指揮官でした。やがて彼女が神格化して天に昇ると知ったウランガーは、異界でも彼女の護衛が務められる力を求めて異界を旅しました。しかしウランガーが不死を得る前にそれは起こり、彼はそれでも女神の護衛としてついていきました。こういう状態で異界にいるのは何になるんでしょうね。ダイモーンみたいなものなんでしょうか。

●シェン・セレリスが月に侵入してきたとき、ウランガーはシェンがセデーニヤの宮殿に入るのを防ぎました。この行為で彼の神格化が完成しました。行為の途中で神格化するという仕組みがよくわかりませんが、シェンとの戦いの最中に神格化した人間にはもう1人、“不屈の剣闘士”グレヴラーがいます。

●月のエギたちやヤーラ・アラニスでも止められなかったシェンを、どうして半端な存在だったウランガーが止められたのか。よっぽどサイコロ運が良かったんでしょうか。状況的にはセデーニヤの神殿の前にたどり着いたころには、シェン側も仲間をほとんど失っていたらしいですけど。ウランガーに手間取ってる間に他の神が集まってきてしまう、と判断したシェンが撤退した…のかな。

●こうしてウランガーは神となり、その名前ヴォーデロスは優秀な護衛を意味するようになりました。今では帝国中の護衛が彼を信仰しています。提供する神力は《戦闘》と《ヴォーデロス》の2つだけです。ルナーらしい、やや弱い神ですね。神技から察するに、元々はヤーナファル・ターニルズかフェレショールの信者だったかもしれません。また奥義《攻撃を受ける(Take Blow)》は他人が受けるダメージを自分に引き受けるという、“最後の守護者”の名にふさわしいものです。