ルナー帝国のカルト:ヤーラ・アラニスその2

Epikt2008-02-22

●そのハードな生い立ちからヤーラ・アラニスにはコアなファンがいたと思ったんですが、どこのサイトの誰だったか忘れました。GP4によるとヤーラ・アラニスは騎馬遊牧民のペント人にとってはかなりの脅威となったものの、シェン・セレリスへの決定打にはならなかったようです。シェンが月に侵攻したときも、彼を止めることはできませんでした。

●ヤーラ・アラニスの提供する魔術は以下です。訳は俺です。

神力と神技:

  • 《戦闘》
    • 《二つ矢》《長く届く槍》《月の外被(甲羅?)》《敵を苛立たせる》

典範書と呪式:

  • 『馬を喰らうもの』
    • 《ヤーラ・アラニスをなだめる》《蹄を砕く》《馬を食う》《馬を病気にする》《馬を遅くする》《馬を嗅ぎ出す》

精霊:

  • 《地界の精霊》
    • 《罪人の魂を貪り食う》2M〜12M、《ペント人の魂を貪り食う》18〜15M2、《六腕》18M、《蜘蛛の跳躍》18〜16M、《ダイモーンを止める》19〜15M2、《恐怖の顔》5M〜12M

好戦的なわりには戦闘より、馬を攻撃する魔術の方が多いですね。

●ヤーラ・アラニスの奥義は《個人用グローライン》で、これを習得したヒーローの魔法はいつも月が満月であるかのように働く、というものです。持っているルナー魔術の能力値が常に1.5倍されるわけですね。その魔術というのはもっぱら上のヤーラ・アラニスの魔術ですから、なんというか微妙。馬の民にとっては脅威ですけど。他のルナーの神性に同時入信していればそっちの魔法も強くなるはずですが、奥義を身につけるにはヤーラ・アラニスの Ordinate でなければなりませんから、それで65%とられます。ちょっと厳しいですね。

●クリムゾン・バットは自分を中心にして、周囲にも影響を及ぼすグローラインを形成できるそうなので、ヤーラ・アラニスは対騎馬民族に限定した小型のクリムゾン・バットみたいな感じです。ルナーの半神兵器という意味では仲間でしょうか。

●ヤーラ・アラニス信者のPCは活躍できる場所が限定されそうです。ペント人もシェン・セレリスを失ってからは大人しいらしいですし。それでも騎馬部隊と戦うときは味方にいると心強いですね。なお、ヤーラ・アラニスの信者は馬に嫌われるので、絶対に乗せてもらえないそうです。それどころか近くにいるだけで、馬がパニックになるんじゃないでしょうか。