塔の街

Epikt2008-01-12

●3月のオンセの舞台はシーリラ君主領になるそうですよ。シーリラの説明は以前読みました。
 ルナーの文化キーワード:シーリラ - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
ルナー帝国の中でもあまり馴染みのない地域ですね。オーランシー、アラコリングの蛮風が残っているそうで、そんなところでルナー人としてやっていけるでしょうか。

●そしてルナーの街にある塔の話が mallion さんのところで出てました。
 Glorantha.com 更新「ダラ・ハッパの塔」 - まりおんのらんだむと〜く+
われらの地球で塔の街というとイタリアらしい。「河童が覗いたヨーロッパ」という本によれば、ボローニャ(Bologna)には中世時代、最大で200本の塔があったそうな。画像は「河童〜」収録のサン・ジミニャーノの町のスケッチ。その本文を引用。

昔の領主は、その権力のシンボルと城塞としての目的から、領地に塔をたてた。塔をたてることは男の夢であった時代があったわけ。この山の上にも権力を示したがる男が塔をたてた。それをみてクヤシがった男が、「あいつより高い奴を」と一本ふやした。一人ではたてられない男は、金をだしあって共同でたてるしまつ。「俺は3本たてたぞ」というのまで現われ、前後のみさかいなくカッカと競いあっているうちに、ナント72本も、この狭い町にたててしまったという。いまそのうちの13本が残っている。なんとなくニヤニヤしてしまう町だ。

中世の建築技術と資力でも200が限界なのに、“シリーラ君主領のツバーナは「塔の都」と呼ばれており、200以上の塔がたちならぶ”ってのは凄い。
 

河童が覗いたヨーロッパ (講談社文庫)

河童が覗いたヨーロッパ (講談社文庫)