塔の街
●3月のオンセの舞台はシーリラ君主領になるそうですよ。シーリラの説明は以前読みました。
ルナーの文化キーワード:シーリラ - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
ルナー帝国の中でもあまり馴染みのない地域ですね。オーランシー、アラコリングの蛮風が残っているそうで、そんなところでルナー人としてやっていけるでしょうか。
●そしてルナーの街にある塔の話が mallion さんのところで出てました。
Glorantha.com 更新「ダラ・ハッパの塔」 - まりおんのらんだむと〜く+
われらの地球で塔の街というとイタリアらしい。「河童が覗いたヨーロッパ」という本によれば、ボローニャ(Bologna)には中世時代、最大で200本の塔があったそうな。画像は「河童〜」収録のサン・ジミニャーノの町のスケッチ。その本文を引用。
昔の領主は、その権力のシンボルと城塞としての目的から、領地に塔をたてた。塔をたてることは男の夢であった時代があったわけ。この山の上にも権力を示したがる男が塔をたてた。それをみてクヤシがった男が、「あいつより高い奴を」と一本ふやした。一人ではたてられない男は、金をだしあって共同でたてるしまつ。「俺は3本たてたぞ」というのまで現われ、前後のみさかいなくカッカと競いあっているうちに、ナント72本も、この狭い町にたててしまったという。いまそのうちの13本が残っている。なんとなくニヤニヤしてしまう町だ。
中世の建築技術と資力でも200が限界なのに、“シリーラ君主領のツバーナは「塔の都」と呼ばれており、200以上の塔がたちならぶ”ってのは凄い。
- 作者: 妹尾河童
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 文庫
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