美術様式

Epikt2008-01-11

●今までのヒョルト人用のオーランスではなく、ルナー帝国のアイコンを作ろうと考えていて気づいたんですが、新興のルナーには伝統様式って無いですね。女神誕生から400年、先行する文化に浸透することで広がっていったわけで、ルナーならではってのはたぶんそれほど無い。既存のやり方を使ってルナーの主題を表すことになる。あえて言えば今までのものがありえない混ざり方をしてるのがルナー様式でしょうか。

●それで思い出したんですが、去年友人たちと行った民族博物館にイヌイットのコーナーがありました。石の彫刻が並んでいて、白熊なんかがモチーフだったりする。で、1個どう見ても機械を彫った像があったんですね。バイクだったと思います。それでみんな「?」だったんですが、説明書きにイヌイットが彫刻を始めたのは最近です(1960年頃から)、と書いてあって爆笑しました。

●先祖代々伝わった様式だと神妙な気持ちで見ていた俺たちの勝手な思い込みが一撃されたわけです。そもそも昔は定住する習慣がなかったので、彫刻をつくることもなかった筈でした。考古学博物館でもないし(笑)