ゴム板経済学

トラックバックいただいてるんですが、少しおいておいて。

●年賀状はゴム版画で、ということにしてます。子供の頃からの習慣なので、なんとなく。で、そのためのゴム板ですが(木の板では重労働になる)、大きい文具屋か画材屋でしか売ってないようです。青と緑の両面が使えて、彫刻刀で彫ると内側のゴムが見える、という具合です。ハガキ用のサイズで1枚52円。



●このゴム板、子供の頃に親父がやってるのを見てた頃から変わってません。色まで同じ。だからこの業界? が努力してないかというとそんなことはありません。彫りやすい素材で作られた新商品が出てます(右の白いの)。ヘラでも彫れるらしいんですが、これ表面も中も同じ白色なので彫りにくいのです。おととし、試しに買ってみてこりゃ駄目だと思いました。

●それで今年も旧ゴム板を買ったのですが、画材屋のオヤジがもっといいのがある、と言い出しました。白の新顔の改良版、表面に色のついたのが出てました。企業努力ですね。ニッチな業界ですが進歩してます。でも値段を見たら600円をこえてました。旧ゴム板なら10枚買える…。結局、旧ゴム版を2枚買いました。104円。それでは店はやっていけねぇ、という言い分もわかるんですが。そのうち旧ゴム板が消えるんでしょうか。