混沌と対立するのは

Epikt2007-09-23

●ドラゴン・パスの大地の女神たちで思い出しましたが、ルナーはアーナールダ=待つ女の概念で大地の女神たちを味方につけようとしてますよね。でも癒し手アーナールダの下位カルト“混沌の浄化者”ベルヴェレン(Belveren the Chaos Cleanser)は、混沌を許容するルナーとは相容れないんじゃないでしょうか。

●ところで、そもそもなんで大地の女神アーナールダに混沌の汚染を浄化する力があるんでしょう。癒し手アーナールダには“大地の癒し手”ヴォテネヴラ(Votenevra the Earth Healer)という下位カルトもあり、どうも大地そのものに回復能力があるとされているらしい。たしかにアーナールダの本質は豊穣で、自然には回復能力があります。

●で、純粋な治癒の神にはチャラーナ・アローイがいますね。神話を読んでてチャラーナ・アローイの力は原初の創造の力だと思ってましたが、本質は調和なんだそうです。つがいの会の8人の神々で言えば、調和の女神ハラーナ・イロールの系列です。ハラーナと対になるのは無秩序の神ラツラフなんですね。ということはチャラーナ・アローイの力は、無秩序となった状態を調和した状態に回復する力と考えればいいのか。

●すると混沌と対になるのは何なんでしょう。真っ先に秩序が浮かびますが、秩序と対になっているのは変化でした。イェルムの秩序と対立するのはオーランスの変化、という図もありました。チャラーナの下位カルトに“混沌の敵”ナティルサ(Natyrsa Chaos Foe)がいますから、混沌は調和とも秩序とも対立するんかいな。無秩序と混沌の違いは何か、というのも難しくなりそうです。混沌を呼び込んだのは秩序を乱したオーランスだ、という考えもあるらしいので、

 秩序→変化→無秩序→混沌

というグラデーションを描くのかな。

●では、混沌殺しのウロックスが持つ《反混沌》の力は何なんでしょう。混沌が形態を維持できないほどの破壊をくわえる、というより強い無秩序の力…などと考えてわからなくなってきました。