兵種の話
●やっぱり見づらかったのでデザインを戻しました。表(テーブル)は死んでますが、仕方ない。このデザインの欠点なのかな。
● mallion さんのところのコメント欄を見てて、疑問が解けました。今まで利用可能な職業に急襲兵(Shock)とか奇襲兵と書いてました。俺は奇襲部隊だと勝手に解釈してましたが、これはまちがい。重装備の突撃部隊なんだそうです。その辺をまとめて。
http://d.hatena.ne.jp/mallion/20070905/p1
● Skirmisher は『ヒーローウォーズ』では投射兵と訳されてました。軍事用語では散兵というそうです。これは wiki でもそうなってます。で、訳が違っているから中身がちがうかというとそうでもありません。ヒーローウォーズのP.50、ルナー帝国の特殊職業キーワードの解説「兵士」の項目ではこうなってます。
投射兵は鎧をほとんど、またはまったく着けず、敵に飛び道具を雨のように降らせ、接近戦は同じ投射兵としか行わない。彼らは重装歩兵から逃げ、それからジャベリンを投げたり、矢を射かけたりするのである
●で、 Shock ですが、これは日本語の wiki にはありませんでした(他言語ならある)。 shock troop と表現されるようです。コメント欄の説明を見るかぎり、ヒーローウォーズの重騎兵の説明がそれだと思います。
重騎兵は敵の陣形を崩すための突撃隊である。重装備で、最初の突撃用のランスと、その後の白兵戦用の剣を帯びている。グローランサの馬に、あまり重い鎧の重量に耐えられるほど大きなものはほとんどいない。
ただし、ヒーローウォーズの重騎兵の原語は Heavy Cavalry です。重歩兵の場合、原語は Hoplite で、これは Shock とはちがいます(と思う)。
重装歩兵は重い鎧を着て、盾を構え槍をふるって白兵戦を行う。戦闘では重装歩兵は密集陣形を組む。
辞書を引いたら Hoplite は「古代ギリシアの重装備歩兵」と書かれてました。時代と国が限定されてるんですね。
●ヒーローウォーズではおそらく耳で聞いてイメージしやすい訳語を選んだんじゃないでしょうか。それと思ったのは、日本って軍事教育は全然してないってことですね。たまに怒ってるミリタリーオタクの人がいますね(笑) やはり基本的なことは習った方がいいんじゃないでしょうか。こんな話はもう軍事史の扱いかもしれませんが。
●さらに、じゃあゲームでこれらの兵種の違いを表現するにはどうしたらいいのかって話になります。それも以前、 mallion さんのところで説明されてたなぁ。