項羽
とりあえず星を見えなくしました。
●実際に秦を滅ぼしたのは項羽だそうです。三国志の孫策が小覇王と呼ばれるのは、覇王と呼ばれた項羽にちなんでいるとどこかで聞きました。両者とも江南の地から立ってます。小がついているのは若死にしなければ天下をとれたかも、という含みがあるそうな。
●司馬遼太郎の小説『項羽と劉邦』に、劉邦の漢軍が項羽が来ると聞いただけで崩壊する場面があります。
「項王来」
「シャンワン・ライ」
「シャンワン・ライ」
という声が地辷りのとどろきのように駈けめぐって全軍を動揺させ、勝手に軍を離れて逃げだす群れさえあった。
中国語だからシャンワン・ライでいい響きになります。といっても司馬遼太郎が創作した場面ですが。これはヒーローウォーズだと名声技能で敵軍を攻撃した形になりますね。
●戦場で歌うといえば歌いながら巨人たちを斬り殺したジャイールですが、四面楚歌というのもあります。これも歌唱技能で城を落としたという、グローランサ的な事件かもしれません。項羽を囲む大詰めの戦の先陣を同じ楚の人間にまかせるだろうか、という指摘はされてましたが。