ナカサ

Epikt2009-11-09

●ナカサ(Nakasa)は大地の復讐者バービスター・ゴアの動物です。ワニの頭と毛深くて縞模様のあるハイエナのような胴体を持ち、肩からはするどい羽が突き出しています。大きさはポニーより大きく、馬よりは小さいくらいです。もちろん地球には存在しません。

●神話によればバービスター・ゴアがおのれの髪から最初のナカサを創り、混沌と戦わせました。さらに暗黒の時代、バービスターの信者たちが自分たちの死体からナカサを創造しました。ナカサの性質は獰猛で馴らされることはありませんが、バービスターに仕える女祭たちは異界に入ってナカサを創造し、大地の寺院を守護させるために束縛する儀式を知っています。

●女神バービスター・ゴアの体から直接生まれるために、すべてのナカサは雌です。束縛されていない状態のナカサは(地上ではまず遭遇しないと思われる)夜行性で、攻撃的な性質を持ち、あらゆるものを襲います。神殿守護の任務を帯びたナカサは一日中警戒するようになります(一般的なバービスターの信者と同じように)。またナカサの《威圧のうなり声:10M》は男に恐怖を与えます(女性は若干の耐性を得る)。ナカサの多くは追い詰められても持ち場を守り、勝算が無くてもバーサークして最後まで戦います。ナカサは混沌と戦うために創造されましたが、特に混沌を検知する感覚は持っていません。

●豊穣の力を持っていない大地の女神が生む動物、というのが面白いと思いました。