ルナー帝国のカルト:エレリアとヴェレリア

Epikt2008-04-24

●昨日はPCには使えない教派を紹介したので、今日は使えそうなのを。双子星、星の双子(Star twins)と呼ばれるエレリアとヴェレリア(Erelia and Verelia)です。

●この教派の神話の半分くらいが双子星についての説明です。夜空に光る双子の星は大陸中で認識されているのですが、各文化によって説明される神がちがいます。どこからでも見えるので、多くの星がそうなってしまうようです。神のアイデンティティがはっきりしないためか、信仰に対する反応がおかしいのだとか。この教派はそのルナー版です。

●ルナー帝国の第1ウェイン、セーブル族に推戴されたジャニソールが反旗をひるがえしました。ルナーの英雄、半月のエラーナ(後に神格化)は天空でヒーロークエストをおこない、双子星のルナーである自己?(Lunar Self)を明らかにしました。双子星はセデーニヤが転生をくりかえす中で産んだ双子の姉妹だったのです。星の双子はルナーを助けるために、ジャニソールに接触しました。ヴェレリアがジャニソールを誘惑して気をそらしているうちに、エレリアがその能弁で蛮族たちを説得し、ルナーに改宗させてしまいました。ジャニソールは破れ、セーブル族はルナー帝国に加わりました。1275年のことです。

●ということは、エレリアとヴェレリアはアーカットと同じく、異界からやって来て活躍しちゃった人(神?)なんですね。この教派は双子しか入れません。双子じゃない人間は、教派が割り当てる人間と双子になります。たぶんそのための儀式がある。神力は《蛮族との話し手》《Binary》の2つ、それに精霊が《惑星の精霊》《双子星の精霊》の2つと、4つもついてお得です。さらに奥義も《危地において致命的に気をそらす?》《蛮族への能弁》と2つあります。条件はありますが、全部覚えられます。

●神力の《Binary》は直訳すると“対になった”とか“2つからなった”になります。これは術者と双子の間に働く神力です。この《Binary》は双子の片方が死ぬと働かなくなります。教派から割り当てられた新しい双子と組むと戻るのですが、それを受け入れられずに教派を離れる信者が多いそうです。

●星の双子の任務は蛮族の改宗です。教派の規模が小さいので、属州教会の七母神の助手として派遣されます。なので職業としては宣教師がふさわしいんじゃないでしょうか。最近改宗したプラックス地方のセーブル・ライダーの間ではよく知られているそうです。ドラゴン・パスの旧サーター王国圏にもいると思います。ヒョルト人にはまだまだルナー帝国に服従してない連中も多いことですし。意外にPC向けの教派ではないでしょうか。もちろん戦闘は苦手ですが。あれ、この教派って男は入信できるんだろうか。