ルナー帝国のカルト:ダッカレジーラ

Epikt2008-04-10

●ひさしぶりのカルトネタなので、短いのを選んでみました。PC向きじゃありませんけど。

●農夫の友、女神ダッカジーラ(Dakkalesilla)の教派です。人間から神格化した典型的なルナーの神です。生前、というか普通の人間(定命者?)だったころはフェネメナ(フェネメーナ? Fenemena)という名前でした。

●フェネメナはある厳しい冬の間、子供たちを飢えさせないで済むよう青い月レジーラ(女神セデーニヤの月の相の1つ)に祈りました。母性の神であるレジーラは祈りにこたえて、遅れた季節でも作物が育つ歌と供犠を教えました。その儀式は後の春の種まきの儀式の一部となりました。フェネメナは不死性(神格化)のクエストで、豊穣の力を保持しようとする神々を打ち負かして戻り、農夫の友ダッカジーラの名を得ました。

●これだけですね。短いだけあります。豊穣の神々をぶっ倒して手に入れた神力が《作物の祝福(Crop Blessing)》です。神力はこれ1つのみ。それに精霊《作物の精霊》がついてきます。ダッカジーラの名前はダッカ+レジーラで、ダッカというのがどうも大地の恵みとか豊穣を意味するんじゃないのかなぁ、という気がします。ダッカホンイールはトウモロコシの女神ですし。

●青の月レジーラと強い関係があるのに(儀式も組織もまったく別なのに、レジーラの一部とみなされています)、なぜか儀式は黒の月ゲーラの日に効果を発揮するのだそうです。このことは地方によっては大きな障害となります。特定の地域ではゲーラの日が必ず月の力の弱い日(新月)にあたります。儀式の効果がほとんど得られません。その一部地域にドラゴン・パスが含まれているのは笑いどころなのかどうか(笑) 昇月の寺院の早急な建設が望まれますね。

●人身御供を必要とするダッカホンイールに比べれば、本当に普通の農業の神様です…ダッカジーラの供犠って人間じゃないよな。しかしルナーの農業の神は今のところそれほど普及してないんじゃないでしょうか。食糧生産は生活の基礎なので、各文化にそれを古くから担当する神様がいて、わざわざ新しいルナーの神に乗り換える必要がありません。ダッカジーラ様、あんまり特徴がないし…。