神格化

Epikt2007-10-05

●どうして異界の住人はあんなにそっけないのかという話。「ILH2」には啓発によって神格化する方法と過程が具体的に書かれています。画期的だ。それによると最終的な啓発に至る(「全」10M15に勝つ)と、「個」は「全」と統合され、神になります。細かいことは聞くな。ところで "The ultimate goal of illumination is Enlightenment." という一文はどう訳すんでしょう。

●神になるとどうなるか。穏やかで愛に満ちた輝きを放つようになります。周囲のエリアに。で、より劣る存在(半神以下か)では触れることもできなくなります。それは判定が不必要な力であって、それに抵抗する行動はファンブルになるとも書いてありました。さらに本人は感情に動かされなくなり、信者に対して反応することもなくなり、自由意志で行動することもなくなるのだそうです。なんというか、悟ると同時に即身成仏って感じでしょうか。そして他の神と同じように、信仰と魔法提供の形式が決まります。ルナーの神なので最終的には月に行っておしまい。

●個性とか人格が無くなって機能が残るって印象ですね。異界の連中がそっけないわけです。泣いたり笑ったりできなくしてやる! ってのは物質世界で生きてる存在だけの特徴なんでしょうか。だったら、より低い存在、ダイモーンや死者の霊なんかの個性はどうなるんでしょう。氏族の子孫にアドバイスしに来るヒョルト人の祖霊なんてそれなりに人格がありそうですが、実はオーランスの機能の一つだったりするのか。

●神は自由意志を持たないってのが大いなる盟約なのか、とも思いますが、するとさんざん人間に転生した月の女神と、今現在でも女神の代理人として君臨してる赤の皇帝はかなりズルい(笑) 例の The Sky Ship のヒーロークエストが終わったあたりのカリル・スターブロウはもう半神に手をかけてて、現実世界でも見るだけで只者ではないのがわかる、という成長ぶりらしいですが、人格が無くなると面白くないですね。