ゴースト

Epikt2007-10-07

●死後の魂がいろいろ忘れているなら、ヒョルト人の幽霊は出ないかというと出るんですね。「ANAXIAL'S ROSTER」(例のアナクシアル帝の箱舟乗船者名簿、つまり生物一覧)にゴースト(Ghost)が載っています。「ヒーローウォーズ」のモンスターリストにも載ってます。

●でもゴーストの説明はなんか大ざっぱというか適当です。それにややこしいんだな(笑) 精霊(Spirit)との区別が曖昧だったりして。俺らの世界のゴースト観そのままでいいんでしょうか。「生前の姿のぼやけた像として、姿を表すことができ、死亡の原因となった傷があれば、それも見てとれることが多い」のだそうです。残された家族にはこたえますね。

●で、ゴーストの中にも激情(感情?)のゴースト(Passion Ghost)というのがいて、これは死んだときの感情を引きずってます(別に感情精霊ってのもいる)。自分を殺した人間に復讐するために、他人に憑依したりするのですね。むしろこいつの方が一般的なゴーストのように思えます。だったら普通のゴーストって何なんでしょうか。もう活動的な知性は持っていないとのことですが、人格とか記憶もないのか。人とか自己の要素ってなんだろう、と考え出すと難しくなりそうですが。

●ヒョルトの文化では彼らを鎮めるのは正しい死の支配者のフマクトと、地下の死者の守り手タイ・コラ・テックの担当です。特にフマクトはゴーストに限らず、アンデッド全般を敵とします。通常のルートであの世に行けなかった死者への救済措置ですね。彼らに改めて正しく殺された魂はどこに行くんでしょう。行くはずだったところには行かず、フマクトとタイ・コラ・テックの取り分になるのでしょうか。地獄に行かないだけマシなのか。


[追加]
mallion さんのゴースト解説。
 http://d.hatena.ne.jp/mallion/20071008/p1